2023/05/03
今朝8時頃の気温は8.8℃。この時間の山頂は風も無く穏やかな朝を迎えています。ここ数字は気温の高い日が続いているせいか富士山の雪はだいぶ少なくなってきました。前回の記事でも少し触れましたが、ゴヨウツツジ(シロヤシオ)は標高の低い所や西丹沢の一部で開花し始めているとの声が届いています。稜線上の開花はまだ先になりそうです。
さて話しは変わりますが、GWに入ったこともあり塔ノ岳に登って来られる登山者もいつもよりも増えています。山に慣れている方やそうではない方など様々な方がいらっしゃいます。そして、またしても現れました。大倉から登ってきて大倉に下山するつもりが、間違えて表尾根に向かってしまう方が。(← この方は途中で道を間違えたことに気付き塔ノ岳まで引き返すも、そもそもスタート時間も遅く日没前までに下山を完了することも難しいうえにヘッドランプを持っておらず、、、)
登山をするうえで最低限必要な装備を持つことは当たり前のことなのでそれはさておき、自分が向かいたい方向に進むにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは山行計画を立てる段階で地図で登山道(分岐やコースタイムなど)の下調べをしておくことです。(スマホ等で登山アプリを使われる方は行動予定エリアの地図のキャッシュを残しておいて下さいね。)そして行動中は分岐やピークなどでは地図を見て周囲の風景や標高などを照らし合わせ自分の現在地を把握し、コンパスを進みたい方向に合わせておくことが必要です。周囲をしっかり観察することで道標の見落とし等も防げます。
登山における遭難の約3〜4割は道迷いによるものです。これから登山シーズンが始まり山に登る機会が増えるかと思いますが、計画も装備もマインドもしっかり下準備して安全に登山を楽しみましょうね。
それでは良い1日になりますように!!
(小屋番 かねや)
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